1956-02-02 第24回国会 参議院 本会議 第7号
従って、適地適産と申しましても、大所高所からの総合的指導が必要であり、また農業保険、農業共済制度の拡充、農産物価格支持政策の裏づけが必要であり、また農業手形等の利便にもできるだけ均霑せしめるだけの用意が必要だと思いまするが、その用意があるのでありましょうか、農林大臣の方針を承わりたいのであります。
従って、適地適産と申しましても、大所高所からの総合的指導が必要であり、また農業保険、農業共済制度の拡充、農産物価格支持政策の裏づけが必要であり、また農業手形等の利便にもできるだけ均霑せしめるだけの用意が必要だと思いまするが、その用意があるのでありましょうか、農林大臣の方針を承わりたいのであります。
それから実際に先払いをした金額が、不作等の事情によりましてそれに対応する米が買い入れられませんで、先払いをしたのが回収不能になるのを防ぐ手段につきましては、これは、たとえば農業手形等で行なっております連帯性等も考えますし、それから前払い金は集荷団体を通じて支払うことになっておりますので、集荷団体の間の共済措置と申しますか、共同担保のような形で、政府に対して支払いを保証するというような形もとらせますし
ただ農業手形等につきましては、制度の建前として共済金の支払いというものが担保になつておりまして、実質上、農業手形の一部分が共済金で支払われまして、現実に農家には金が入つて来ないといつたようなことがございます。
なお貸付の方法等について、必ずしも簡易迅速なる貸付が行われるような措置が講じ得ておられたかどうかという点については、衆議院としましても相当疑問を持ちまして、附帯決議の条項の中に、農業手形等に準ずる簡易な貸出をやつてもらいたいということを強く附しまして、そしてこの本法において、政府原案においては、農業共済保険金を引き、更に米麦の安売りによるところの額を引くということになりますると、頭金は十五万円であつても
○理事(森田豊壽君) 私からちよつとお伺いいたしますが、只今農業手形等に準ずる簡易な貸付とおつしやいましたが、附帯決議としてそういうことが出ておりまするが、農業手形というものは非常に簡易なように思いまするけれども簡易じやないのでありまして、準ずるという言葉がありまするから、それによつたものではないとも言えるかも知れませんが、これは非常に厄介な、五人が連帯して借入れをする。
七番目に融資金の償還延期でありますが、これは土地改良事業等に要した農林漁業融資金並びに開拓事業に対する開拓者の資金、信用基金、農業手形等の現金及び利子償還の一カ年繰延べをしてもらいたい、延期をしてもらいたいという要望であります。 それから八番目が農地及び農業用施設の応急工事費補助並びに復旧繋ぎ資金の融資であります。
入植地の選定にいたしましても、適地調査を厳重にいたしますし、また入植されました方につきましては、基本的な営農資金を貸付ける、最近には特に三箇年間の基本的な営農資金のほかに、中期の資金等も提供することにいたしまして、家畜の導入、特に大家畜が開拓地では必要でございますが、そういつた家畜の確保とか、なおさらに現在農業手形等も、開拓地に入られた農家の方はなかなか利用ができませんので、肥料が大部分を占めておりますが
ことに農業手形等は、御承知のように相当活溌に利用されておるわけであります。運転資金という意味におきましても、なかなか観念がはつきりしない点があるのでありまして、長期信用銀行がこれを行います場合には、長期の固定的な運転資金、平素繰りまわして参ります普通の運転資金ではなくて、むしろ資本的な意味における固定的な運転資金を考えておるわけであります。
○竹村委員 もちろん娘を売るような農家は、そう普遍的ではないと思いますけれども、しかし全国において、たとえば農民が最近にありましては農業手形等を利用して、地方の高利貸しやその他において非常に借金をふやしておるという現実、これは一応一般的だと考えられるわけです。
而して農業経営の問題につきましては、農業手形等によりましてやつているのでありますが、来国会におきましては、もつと農林、水産金融を円滑にするために長期の資金を相当金額を入れ込む予定でおりますし、又短期の資金といたしましても、農林中金のほうに農林中金の金融債等を預金部で引受けまして、そうして資金の融通を一層よくしたいと計画しているのであります。
○山崎恒君 例えば、直ちにその生産時期に入るものでありますが、無論この農家個々の肥料資金、生産資金に該当するものは、これはもう農業手形等の方法も講じられるのでありまするが、例えば協同組合で、もうお茶の時期に入るのだと、こういう場合にお茶の買上げをするというような点についても、先ず資金の面が枯渇していると、無論これは、その経営者がしつかりした信用のあるものならば、系統機関を強ち通らなくても、銀行から融資
農村金融につきましては、従来農業手形等の制度をやつております。従いまして今後におきましても、農林金融の中核でありますところの農林中央金庫につきましては、お話にありましたように見返り資金からある程度の金を出資いたしまして、そうしてそれによつて長期債券を調達し、農林及び漁業金融にまわしたいと考えておるのであります。
そういう関係で農業手形等が円滑に流通して行くように努力することは必要であると考えるのであります。
それも事を欠いて、農業手形等を利用しなければならん現状にあるのであります。然るに今日本の農業は食糧の増産の面におきましても、更に日本の農業を合理化して、外国の農業の圧迫に対抗する意味におきましても、この際農業の新たなる建直しをやらなければならんのであります。この際におきまして、土地の金融、或いは土地改良の資金というような問題が非常に農民にとりまして切実な問題になつて参つているわけであります。
先ほども申しましたように、農業のプロパーの金融である組合金融は、預金を基礎とする短期の金融機関として、しかもその役割を果すのになかなか容易でない農業手形等の制度を用いなければならぬという状態でございますが、もしそれ農業の長期金融に至りましては、従来からありました各般のルートがほとんどみんななくなつてしまつて、非常に今当惑を感じております。
で、農業手形等が出まして実施されておるのでありますが、本年度のごときは実に百五十億をたしか突破しておると思う。その大部分は肥料に向けられておるのであります。かような工合で農家が自分の現金で買えない、漸く農業手形で肥料を購入する、こういう状況になつている。それにも拘わりませず今日肥料の補給金が廃せられまして若し肥料が値上りをして参りますと、農家はその肥料購入の資金に非常に苦しむ。
農業手形等につきましても、これがどのくらいの金額出るかということにつきましては、実は非常にはつきりした見通しがあるわけではありませんけれども、しかしことしの状況等を見ますると、昨年度は実施早早の関係もありまして、東北、北海道方面が主でありましたが、本年は西の方でも相当利用しておられるようであります。
もう一つは、米を買つたり、或いは農具を買つたり、肥料を買つたり、非常に金が要るのですが、実際はないという状態で、農業手形等で借りておるわけで、いろいろのものを賣拂つて、金を作つておるというような状態であります。この六月に納税手続をとつたり、或いは金を実際に大藏省に拂つたりすることは、百姓としては、非常に困難なわけでございます。
その資金の量を何とかして確保したいと思いますので、先ほど申しましたように、從來財政資金等に留保せられておつたような考え方を、主として貿易手形その他の配給手形、農業手形等に留保するという考え方、しかも地方銀行がまだ貿易手形には習熟していないのでありますから、場合によればそのパーセンテージに相当する金額で、実際ただちに貿易手形に融資ができないというものがあれば、それに相当する金額を、たとえば日本銀行へ預
○田中(織)委員 先ほど資金の調達の面で、貿易手形、あるいは認証手形、農業手形等があげられておりますが、貿易手形による貸付の状況を調べてみましてもわかりますように、貿易手形を利用するものは、われわれの見解をもつてすれば、比較的大資本に限られておるように思われるのであります。
それから資金の措置につきましても、農業手形等のことがありますけれども、これは大体供出数量というものを限界点においておるし、或いは短期であり且つ一万円を限度として來ておるというふうな実情から、地方におきましては農業手形の利用もない。この農業手形が起つて参ります理由につきましては、私共が申上げなくても農林大臣自身がよく御存じのところであります。
いま一点これに関連いたしまして、たとえば國会におきましては、そういう目的をもつて農業手形等に対して賛成をいたしているのでありますが、これが実施に当る大藏当局あるいは農林当局におきましては、たとえば農業資材の品目の決定等において、種々農民の実情とはそぐわないところの品目等が決定され、その品目以外の購入に対しては、資金の融通がなかなかされないというようなことで、実際に生きて使われていない。